僕たちが香川県高松市に移住を決めた理由のひとつだった、高松サンポート地区の素敵な景観を紹介したいと思います。
最初はドーンと高松シンボルタワーです。駅前ロータリーから撮りました。
どうでしょう。東京のビル群のように高い建物がたくさんある訳ではないですが、周りの建物のデザインと並ぶと洗練されているように感じませんか。
少し右側に角度を変えるとこんな感じです。
どうでしょうか。意外と都会っぽくないですか?
そしてお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、人が少ないんです。
決して早朝に撮った訳ではありません。平日の午後1時のお昼時の写真です。
初めて高松駅に降り立ってこの景色を見た時に心を打たれました。それと当時にここって本当に高松だよね?という疑問と共に振り替えると…
こんな可愛い駅舎が出迎えてくれていたのです。これはもう好きになるしかないでしょう。
この子は「たかまつえきちゃん」という名前で親しまれています。
駅前では観光客や出張のサラリーマンなどが「たかまつえきちゃん」の写真を撮っている姿もよく目にします。
そんな「たかまつえきちゃん」も最近はバージョンアップしまして、片方だけにしかなかった駅ビルが逆側にも建ちました。
その名もTAKAMATSU ORNE(高松オルネ)です。
西日本では「いる」という言葉を「おる」といい、いるね→おるね→オルネ→ORNE という感じでっ親しみやすさなどを考えてネーミングされたとのことです。
待ち合わせの際に「オルネにおるねー」という台詞をどれだけの人が使ったことがあるか興味津々です。
さて、そんな高松駅の目の前にはレンタサイクルがあります。この駅前ロータリーの下はとても広大な駐輪場および駐車場になっています。
こんな感じでいくつもの入口(出口)があり、エレベーターなどで地下に降りると自転車をレンタルできる場所があります。
僕たちも移住視察の時はお世話になりました。高松駅前でレンタルして他のポートに返却することもできるので便利です。
※時々街中に乗り捨てられているのを見て心配になりますが…
今のところ電動自転車はありませんが、1日200円で借りられるのは安くて助かりました。
電動と言えば2024年8月28日から電動キックボードが利用できるようになりました。
交通ルールの遵守など課題は多そうですが、より便利になって行くといいなと思います。
この記事で紹介する高松サンポートエリアは「せとしるべ」という世界初のガラスの灯台(赤灯台)まで行かなければ、徒歩で余裕で巡れる範囲なのでのんびりと歩いて欲しいなと思います。
「せとしるべ」までは防波堤の入口から往復で1.1キロメートル程あるらしいので、往復で15分程歩きます。歩けない距離ではないですが、少し自転車を検討してみてもいいかもしれませんね。
海沿いを自転車で走るのも気持ちいいです。
「せとしるべ」の方へ向かう道です。時々ここに大型客船や自衛隊の船などが寄港しています。
左に見えるのはMIKAYLA(ミケイラ)という洋食レストラン。カフェのように利用することもできますし、結婚式の会場にも使われたりしているようです。
テラス席の目の前で新郎新婦が写真撮影をしているのをよく見かけます。
駅から徒歩5分でこの景色が見られる都市は本当に貴重だと思います。
振り返るとこんな感じ。
手前の噴水では夏場は子供たちがよく遊んでいます。奥の白いドームは2025年2月24日にオープンするあなぶきアリーナという施設です。
スポーツからコンサートまで、様々な催し物がおこなわれる想定だそうです。
この海と都市のバランスが素晴らしい。
地元の方に移住のお話をさせていただくとよく「こんな何もないところによく来たねぇ」と言われるのですが、とんでもないです。僕たちからすると「すべてが揃っている街」ですね。
「消しゴムマジック」とかで人影を消している訳ではありません。
高松市としてはこのサンポートエリア(高松駅の北側)に観光客をはじめとした人の流れを作るのが課題となっているそうですが、このスッキリとした景観が素晴らしい面もあるので複雑です。
高松オルネができ、その横には徳島文理大学の立派なキャンパスも完成しましたので、大学生を中心に人の往来が増えることが期待されています。
大学生くらいになるとどうしても東京や大阪などの都市圏に出て行きたくなると思いますが、高松の良さも忘れないでいて欲しいです。
さて、さきほどの海沿いからまた駅に戻りたいと思います。
駅と海とを繋ぐ街路樹のある道です。あなぶきアリーナが工事中なので真っすぐ突っ切ることができませんが、2025年の春からは通れるようになって回遊性が向上します。
この写真の右に移っているのがシンボルタワーです。
エレベーターで29階まで行って展望フロアから高松市街を一望できます。
無料で入れますが、火曜日を中心にたまに休みのことがあるので注意です。
そんな時は隣の建物のホール棟8階の屋上広場もおすすすめです。タワー棟の展望フロアとは見える方向などが違いますが、のんびりと高松港や女木島を眺めることができます。
これらの商業施設はマリタイムプラザといい、他にも飲食店やお土産物屋さんもありますので、花より団子という方も是非お立ち寄りください。
このマリタイムプラザと高松港は建物が繋がっていて、施設内を歩いて高松港へ行くこともできます。
そんな高松港近くにはJRホテルクレメント高松という立派なホテルもあり、これもまた高松駅前の素敵な景観を作ってくれています。
この北側にもマンダリンホテルが建つ計画があるようなのですが、事情により2年程遅れていて今のところ2027年夏の開業予定となっているようです。
そんな感じで今もなお発展途上の高松サンポートエリアですが、高松港はボーっと船の出入りを見ているだけでも楽しいです。
こんな感じでテーブルと日除け付きのベンチもあり、ランチをしているビジネスマンや、読書をしている方、休憩をする観光客、絵を描いている方など色々な人が利用しています。
飲み物やお菓子などを持って行くのがおすすめですが、「G7Cafeシルバー」というキッチンカーが2025年3月末までは出ているそうです。
ここも毎週火曜日が定休日とのことで、移住してから気がついたのですが高松の(香川の?全国の?)お店は火曜日が定休日のことが多いです。
もちろん営業している店もたくさんあるので滅多なことは言えませんが、火曜日は気を付けた方がいいかもしれません。
船と海と島を見ながら風を感じてもらえれば充分な高松港ですが、「Liminal Air -coreー」というアート作品もあります。
アート作品なので評論や感想を書くのは野暮というものです。ぜひ、来て・見て・感じて欲しいと思いますが、この大きなモニュメントは高松港のシンボルとなっています。
以上が僕たちが一目惚れした高松駅周辺、高松サンポートエリアの紹介です。
シンボルタワーの展望台や屋上広場からの景色は本当におすすめなのですが、あえて写真を載せませんでした。
そこには絶対に行って欲しいのですが、そこだけで満足するのではなく、少し周辺を歩いて欲しいという気持ちがあります。
香川県や高松市をツアーなどの観光で来る際に、高松駅周辺を観光する時間が確保されていることは稀かと思いますが、個人旅や出張の空き時間などで自由が利く場合は、1~2時間程、高松サンポートエリアの散策をご検討ください。
写真と文章担当。しゃべり好きな人見知り。
基本的には出不精。
妻のRumyに連れられ香川県に。