香川県に友達を呼んだりするとよく聞かれる質問に「おみやげは何がおすすめ?」というのがあります。
お土産を買っていく相手がどんな人で、その人とどんな関係なのかによって全然違いますし、甘いものが好きな人に乾物を買って行っても喜ばれないと思うので一概におすすめはコレとは言えませんが、ある程度の種類や定番、名物などはあるのでまとめてみようと思いました。
雑貨を入れてしまうと散らかってしまうのでこの記事では食べ物を中心に紹介したいと思います。
また、特定の店舗にしか置いていないものではなく、ある程度広く買えるものに絞っています。
この記事を書くにあたって途中で「使える写真が無いな…」と気がつきました。
そこで香川のお土産を買うならここ!と思っている四国ショップ88さん(マリタイムプラザ高松1階)にお伺いして、「これこれこういうサイトを運営していて、四国ショップ88さんが好きでお土産とお店を紹介したいのですが写真を撮らせてくれませんか?」とお願いしましたところ、快く許可をいただけました!
ついでにスタッフさんのオススメも聞いてきましたので、ぜひ参考にしてみてください。

マリタイムプラザに入ると正面にあるので直ぐにわかると思いますが、ヤドンのプリントシールが目印です。
マリタイムプラザは高松駅近くの高いタワー(シンボルタワー)の横の円柱型の不思議なデザインの吹き抜けがある建物です。
高松駅やバス停に近いので、帰りの電車やバスの待ち時間にサクッと寄ることもできて便利です。
正面から見るとちょっと狭そうに見えますが、実は奥が広くなっていて品揃えが本当に豊富ですし、この日は無かったのですがあなぶきアリーナでコンサートがあると「お出迎えエリア」が作られたりしてそこに「何処から来ましたかボード」というのがあってコンサートに来た皆がどこから香川に来たのかがシールでわかるようになっていたりして面白いですので一度は覗いてみて欲しいです。

それでは行きましょう。
お菓子・スイーツ
名物かまど
名物(めいぶつ)かまどは坂出市名産の和菓子で、小麦粉と卵を使った生地に白インゲンマメと卵黄を使った黄味餡が包まれた饅頭のようなお菓子です。
「名物かまど」までが商品名です。
季節限定の味、桜かまど、新茶かまど、栗かまど、チョコかまど などもあります。
安くてたくさん入っているので大人数へのお土産におすすめです。
もっとお安い5個入りバージョンもあります。
かまどパイもとても人気がありますので、セットで買うのもいいかもしれません。


灸まん
灸(きゅう)まんは金刀比羅宮(こんぴらさん)で作られているお灸(もぐさ)の形をした和菓子です。卵の黄身を使った餡が特長で、いわゆる「ひよこ」と類似しています。
紅茶まん、チョコまん、綾川町のさぬきひめとコラボした いちごまん などもあります。
少しバリエーションを出したい時に名物かまどと一緒に買っていくなんていうのもありかもしれません。

揚げぴっぴ
揚げぴっぴはさぬきうどんを油で揚げたスナック菓子です。塩味と甘味の二種類があり、サクサクした食感が人気です。
「ぴっぴ」はうどんの幼児語でつまりは揚げうどんということです。
揚げぴっぴは見当たらず、写真は類似商品のものとなります。


おととせんべい
小魚や海老、イイダコなどの姿をそのままプレスした姿焼きのお煎餅です。一枚一枚手で丁寧に焼きあげられています。
想像よりもはっきりと魚がプレスされていて、これは魚食ってるぞ感があるだろうなぁと思います。

瓦せんべい
香川県高松市は瓦せんべいの発祥の地と言われています(神戸説もあります)。
「田村久つ和堂(くつわ堂総本店)」と「宗家くつわ堂」というふたつの「くつわどう」が販売していて、よく目にするのは「宗家くつわ堂」の方かと思います。
「田村久つ和堂(くつわ堂総本店)」の方が本家で明治10年に分裂?分家として「宗家くつわ堂」が誕生したというような説明をしている記事もあったけれど、両社のWEBサイトにはそれらしきことは書いておらず何が本当なのかはわかりません。
ただ、少し味(硬さなど)は違うようなので気に入ってリピートする際は気をつけましょう。
写真はうどん脳くんの瓦せんべい。

茶のしずく
幻のお茶と言われる香川県産の高瀬茶を使った饅頭で、餡の中心には抹茶蜜が入っています。
僕はお茶・抹茶があまり得意ではないので食べたことはありませんが、妻や友人はとても美味しいと言っています。
僕と同じ様にお茶関連が得意ではない方にも食べられる徳島県産の鳴門金時芋を使用した「金のしずく」もあります(香川土産かと言われると徳島土産な気がしますが)。
高瀬茶自体もお土産にいいかもしれません。

おいり
香川県の特に中西部から愛媛県の東部で生産されている、ひなあられに似たもち米を原料としたあられの一種です。
カラフルで可愛い見た目が人気で、中でも「おいりソフトクリーム風味サンドクッキー」が人気です。
パッケージがオシャレなのもお土産のセンスが良く見られるのでポイントが高いですよね。

特産品・名産品
うどん
うどんを買おうとお土産ショップに入って驚くのがその種類だと思います。
「〇〇製麺所」と書かれていても、どれが有名なのかどれが自分の好みのコシなのかわからないと思います。
裏を返せばお土産を渡す相手がどのようなうどんの好みかを知っている人はほとんどいないと思いますので、パッケージやインスピレーションで決めていいと思います。
ただ、純生うどん(生うどん)、半生うどん、乾燥うどん(乾麺)の違いは知っておいた方がいいでしょう。
その名前の印象の通りで生うどんが一番うどん屋さんのうどんに近いと言えますが、日保ちが短いのも生うどんです。
乾麺はうどんを乾燥させることで日保ちを長くしたもので、半生はその中間です。
味自体の差は感じるのは難しいかもしれませんが、乾燥させる分だけ乾麺の方が麺自体の味は強く感じるかもしれません。
小麦の香りやコシの強さを感じやすいのは生うどんかなと思います。
また、「さぬきの夢」というのは香川県農業試験場が開発したオリジナルのさぬきうどん用の小麦の品種の総称です。
店員さんのおすすめは3枚目の写真と4枚目の写真のものでした。
他のお土産のおすすめを聞いた時もそうだったのですが「食べて美味しかった」と仰っていて実際にご自身で食べた感想を言えるのは素晴らしいなと思いました。
一番下の写真の油うどんは、香川では知らない人はいないのではないかと思う讃岐うどんYouTuberのヤグタウンさんが監修した新ジャンルのうどんで、いりこ油やかつお油をうどんにあえて食べるうどんです。
ちょっと変わったうどんをお土産にしたい方は是非。
ちなみにうどんは意外と重いので大量に買う場合はご注意ください。





骨付鳥
「うどんだけじゃない香川」と言って次に出てくる名物は骨付鳥(ほねつきどり)です。
骨付鳥は、塩コショウとニンニクで下味を付けた鶏のもも肉を焼いた香川県丸亀市のご当地グルメです。
おや鳥とひな鳥(わか鳥とも言います)の二種類があり、おや鳥は噛み応えがあって噛めば噛むほど味が出る感じで、ひな鳥はジューシで柔らかくて食べやすいです。
僕はひな鳥派です。
現地で食べるのがもちろんおすすめですが、真空パックになったお土産もありますので食べ損ねた自分用に買うのもいいでしょう。
ごはんにもお酒にも合うやみつきの味で本当に美味しいです。
味を再現したせんべいやチップスなども販売されています。


オリーブオイル
香川県全体というよりも小豆島がオリーブの有名な産地となっています。
通常のオリーブオイル(エクストラバージンオイル)が人気です。
ガーリックオリーブオイルなども並んでいて当然小豆島のオリーブオイルを使っていると思ったらスペイン産オリーブオイルを使用していたりすることもあるので、オイルの産地は確認したほうがいいでしょう。
季節限定にはなりますが、オリーブの塩漬け(新漬けオリーブ)も人気があるようです。
オリーブオイル自体の写真を撮り忘れてしまったので、オリーブ関連のお菓子の写真です。

筆者の個人的なおすすめのお土産
うどんグミ・うどんキャラメル・うどんの恋人
うどんが定番とは言え会社でうどんを配るのはちょっと・・・という場面も多いかと思います。
そんな方は「うどん〇〇」を探してみてください。
先に紹介した揚げうどんも候補のひとつですね。
写真は…北〇道の大人気のお土産、〇〇い恋人に怒られないのか心配なやつです。
公式サイトにも『日本各地にあるといわれる「●い恋人」のオマージュ商品の、香川県バージョンです』と堂々と書いてあるので大丈夫なのでしょう。

ヤドン関連
香川と言えばうどん、うどんと言えばヤドン。
みんな大好きヤドン関連のお土産がたくさんあります。
大人の事情で正直割高だと感じる部分もありますが、それでもやっぱり可愛いです。
ヤドンのうどんなんてズルいですよね。さっきあんなに一生懸命うどんを選んだのに全部これに変わってしまいそうです。
パッケージもポケットモンスター 赤・緑のオマージュ的な感じで上手だなと思います。


店員さんのおすすめ、もしくは人気のおみやげ
骨付きどり風味棒
たぶん「うまい棒」と言ってはいけなくて、スナック棒などと言わなければならないのだと思いますが、うまい棒の骨付き鳥味というのが一番伝わると思います。
バラでも売っていて、讃岐うどん風味などもあるようです。
かなり人気で品切れになることもあると仰っていました。

わかめを加えた関西だし醤油味 ポテトチップス
わかめは徳島県の鳴門産で、関西だし醤油となると香川要素がないので紹介するか悩ましいところだったのですが「予想しなかった味で美味しかった(驚いた)」と仰っていたので紹介しました。
帰りに買って帰ろうと思ったのに忘れてしまったので、また今度行った時に買ってみようと思います。
送料がかかってしまいますが、楽天にも売っていましたので気になる方はぜひ。

さいごに
撮ってきた商品の写真はここで紹介した数の3倍くらいはあります。そして撮ってない商品はそれの何十倍もあります。
ここでは定番や鉄板、そしておすすめの日保ちのするお土産を紹介しましたが、新商品や、これから定番になっていくかもしれないお土産などもたくさんありますし、小豆島(のそうめん)や直島(の塩)などの地域色が豊かなお土産や、地酒やなま物などもたくさんあります。
検索して目星をつけたらあとは実際に店舗に行ってみて、たくさんの種類のお土産から悩んでみてください。











